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息子よ、今日これ見ときなさい

米国育ちの10代息子に、日本人ハハが送る、日米バイリンガルリソース

いい音色は完璧なステーキ

www.newyorker.co.jp 

いい音色はたとえるなら完璧なステーキ

―― ここまでお話をうかがっただけでも、龍さんが音楽を愛しているのがよくわかります。

五嶋龍 音楽というより、「音色」が好きなんですよ。うまい音というのは、美味しいデザートを食べるときや、極上のステーキを想像していただいて、そのいちばん美味しいところを口にしたときの「!」という感動が、音楽にもあります。

―― たとえ話が絶妙で、わかりやすいです。

五嶋龍 自分がひとりの聴衆として、その瞬間に立ち会えるのは喜びですよね。ヴァイオリニストとして「ここがいちばん美味しい音です」という音が出せたときは、それはもう、「完璧なステーキが焼けたぞ!」という(ガッツポーズ)。

―― そうなるわけですね(笑)。

五嶋龍 自分の思ったように音を出して、「ああ、いい音だな」と思えるのが幸せ。僕はいつもそれを目ざしています。